日本語勉強

1.〜あっての

説明:あるものが存在するのは他のもののおかげであることを強調する表現です。名詞 + あっての + 名詞

健康あっての人生なんだから、体調管理には十分気をつけなさい。

家族の支えがあったからこそ成功できた。

2.~以外の何ものでもない。

「Aが唯一の理由・原因である」という意味になります。

この結果は偶然以外の何ものでもない。

3.〜いかんで/いかんでは

どちらも「〜によって」「〜次第で」という意味を持ち、前の事柄によって後の結果が変わることを示す表現です。ただし、微妙なニュアンスの違いがあります。

天候いかんでは、収穫は全てできないこともある。

4.~いかんに関わらず・いかんによらず・いかんをとわず

「〜に関係なく」や「〜にかかわらず」と同じ意味で使われます。つまり、ある条件や状況に影響されずに、という意味です。

成績いかんに関わらず、全員が参加できます。

5.いざ〜となると・いざ〜となれば・いざ〜となったら

いずれも「実際にその状況になったら」という意味で使われます。これらの表現は、ある状況が現実になったときにどうなるか、ということを強調するために使われます。

いざ出発となれば、準備が整っていないことに気づく。

6.〜言わずもがな

「〜言わずもがな」という表現は、「言うまでもなく」や「言わなくてもわかる」という意味で使われます。つまり、あることが非常に明白であるため、わざわざ言う必要がないということを強調する表現です。

彼の才能は言わずもがな、誰もが認めるところだ。

7. ~限りだ

「〜限りだ」という表現は、感情や感覚を強調するために使われます。特に、感動や驚き、悲しみなどの強い感情を表現する際に用いられます。

嬉しい限りだ。

8.~かたがた

「〜しながら」「〜と同時に」という意味:
ある行動をしながら、同時に別の目的も果たすことを表します。
例:

散歩かたがた買い物に行く。
(散歩をしながら買い物もする)

「〜のついでに」「〜を機会に」という意味:
ある行動や状況を利用して、ついでに別のことも行うことを表します。

東京出張かたがた友人に会ってきた。
(東京への出張を機会に友人にも会った)

9. ~かたわら

主な活動や仕事をしながら、同時に別の活動も行うことを表します。

教師のかたわら、小説を執筆している。

10.~がてら

「〜のついでに」「〜と同時に」
ある行動をする際に、ついでに別の行動も同時に行うことを表します。主な目的とは別の、副次的な行動を示すのに使われます。

散歩がてら、近所の様子を見て回りました。

11.~からある・からする・からの

强调大,多,重,长等。
「からある」前面表示数量,长度,大小,高矮等数量名词;[からする]前面多用表示金额的量词;[からの]前面多表示人物的数量词。

100キロからある荷物を三階まで運ぶには、足腰の強い人が三人は必要だ。

彼女は40億からする遺産を相続したそうだ。

今日のスピーチ大会は500人からの人が集まった。

12.~始末だ

「ひどい状態だ」「困った事態だ」「始末に負えない」といった否定的な状況を表現します。
話者の失望、困惑、あるいは軽蔑の気持ちを含むことが多いです。

彼は借金を重ね、今では家も売らなければならない始末だ。

13.~ずくめ

「~ずくめ」は日本語の文法表現で、「全て~ばかりである」という意味を表します。この表現は、ある特定の性質や状態が全体的に存在することを強調するために使われます。

この本は難しい言葉ずくめで、読むのが大変だ。

彼女の服装は黒ずくめだった。

14.〜ずじまいだ

「〜ずじまいだ」は「〜ずじまい」という表現の丁寧な形です。この表現は、ある行動や状態が最後まで続いて終わることを意味します。主に否定的なニュアンスで使われることが多いです。

忙しいくて、結局休暇を取る図じまいだった。

締め切りに追われて、計画を見直すずじまいだった。

15.~ずにはおかない

「必ず〜する」「〜せずにはいられない」という強い意志や必然性を表します。

この素晴らしい景色を見たら、誰も感動せずにはおかない。

彼女の熱意は、周りの人々に影響を与えずにはおかないだろう。

16.~術がない

意味:
「〜する方法がない」「〜する手段がない」「〜するすべがない」

締め切りに間に合わせる術がなく、締めるしかなっかた。

彼女を説得する術がないので、このまま計画を進めるしかない。

17.~そびれる

意味:
「〜するチャンスを逃す」「〜し損ねる」「うっかり〜し忘れる」

興味深い展覧会があったのに、行きそびれてしまった。

大切な約束を確認しそびれて、すっかり忘れてしまった。

18.~たところで

意味:「〜たところで」は「〜しても、結局」や「〜したとしても、それでも」という意味を表します。

急いだところで、もう間に合わないだろう。

お金をたくさん持っているところで、幸せになれるとは限らない。

19.~てしかるべきだ

意味:「〜するのが当然だ」「〜するのが適切だ」という意味を表します。話者の強い意見や判断を示す表現です。

法律を守ってしかるべきだ。

その問題については、専門家に相談してしかるべきだ。

20.~て憚らない

意味:遠慮せずに~する」「ためらわずに~する」「大胆に~する」

意見を述べて憚らない。

新しいアイデアを提案して憚らない。

21.~てはかなわない

「〜するのは困る」や「〜するのは耐えられない」という意味を表す表現です。「かなわない」は「対抗できない」「負ける」「耐えられない」といったニュアンスを持ちます。

この騒音では寝てはかなわない。

彼女は泣かれてはかなわない。

22.~ても差し支えない

「問題ない」や「大丈夫」といった意味を表します。

書類は明日提出しても差し支えありません。

会議中に退席しても差し支えないでしょうか。

23.~てもともとだ

「~てもともとだ」は、ある状況や条件が変わっても、結果は変わらないことを強調するときに使われます。つまり、何かが起こったとしても、本質的には何も変わらないという意味合いを持ちます。

彼が来なくてもともとだ。

だめでもともとだから、思い切って彼女に告白してみた。

24.~ても始まらない

「たとえ〜をしても、何も良い結果は生まれない」「〜をしても意味がない」

今から後悔しても始まらない。

言い訳をしても始まらないよ。

25.~てやまない

ある行動や状態が継続的に行われていることを強調する表現です。

結婚する二人の今後の幸せを願ってやまない。

真実を追求してやまない。

26.~(か)と思いきや

「予想や期待とは異なり、意外な結果になって」

晴れると思いきや、突然雨が降り出した。

彼女は怒ると思いきや、意外にも笑顔で許してくれた。

27.〜ともなく

「〜ともなく」という表現は、意識せずに行動をしている様子や、特定の対象や理由がないことを表す日本語の文法表現です。

聞くともなく隣の会話が耳に入った。

電車の窓から外を見るともなく、高校時代の同級生の姿が目に入った。

28.〜ならいざしらず

「〜なら問題ないが、そうでないなら問題だ」「〜なら仕方がないが、そうでないなら受け入れられない」といった意味で使います。

小学生ならいざしらず、大学生はこの漢字を知らないのは問題だ。

新入社員ならいざしらず、入社8年にもなる君がこんなミスをするとは信じられない。

29.~にはあたらない

意味: 「〜する必要はない」「〜するほどのことではない」といった意味で使われ、感情的な反応や評価を避けるときに用います。

彼なりにできるだけの努力をしたのだから、いい結果を出せなかったとしても、非難するには当たらない。

優秀な田中君のことだから、論文を1週間で仕上げたと聞いても驚くにはあたらない。

30.~におかれましては

意味: 「〜に関しては」「〜については」の丁寧な形で、相手を非常に敬った形で、その人の状況や状態を指す。

社長におかれましては、お元気でご活躍のことと存じます。

最近のご状況におかれましては、いかがでしょうか。お忙しいことと存じますが、くれぐれもご自愛ください。

31.~にかこつけて

意味: 「〜を口実にして」「〜を理由にして」といった意味で、表向きの理由を使って、実際は別の意図や目的があることを示します。

彼は仕事にかこつけて、頻繁に出張し、観光地を回っている。

天気にかこつけて、今日の会議は延期されたが、実は準備が間に合わなかったらしい。

32.~にかまけて

「〜に気を取られて他のことができない」「〜に夢中になって他のことを疎かにする」といった意味で、何かに集中しすぎて、他のことをやる余裕がなくなる状況を表します。

彼は仕事にかまけて、家族との時間を全然取っていない。

スマホにかまけて、勉強が疎かになっている。

33.~にかたくない

意味: 「〜するのは難しくない」「〜を簡単に理解できる」「〜を容易に想像できる」といった意味を表します。

長年に努力してきたことが報われた時の彼の喜びは、想像に難くない。

異国の地で生活する彼女の苦労は、理解にかたくない。

34.~にしくはない

意味としては、「〜が一番よい」、「〜が最善である」、「〜するに越したことはない」という考えを表現するものです。

安全な道を選ぶにしくはない。

事前に準備しておくにしくはない。

35.~に忍びない

「〜に忍びない」という表現は、感情的に耐えられず、ある行為をするのがつらい、または心苦しいと感じるときに使います。

彼の写真を捨てるに忍びない。

その小説の最後の場面はあまりに悲しくて、読むに忍びない。

36.~にたえる

「〜にたえる(〜に堪える)」は、「〜する価値がある」「〜に耐えられる」という意味を持つ日本語の表現です。主に二つの使い方があります。

この映画は見るにたえる作品だ。

この痛みは堪えるに堪えない。

37.~にとどまらず

「〜にとどまらず」という表現は、何かが特定の範囲や状況に「とどまる(留まる)」ことなく、さらに広がっている、または影響を及ぼしていることを示す表現です。つまり、「〜だけではなく、さらに」という意味を持ちます。

彼の影響は国内にとどまらず、海外にも広がっている。

この技術は企業内にとどまらず、一般家庭にも普及している。

38.~にひきかえ

意味:「〜に対して」、「〜と比べて」

彼の努力しているにひきかえ、結果が出ていない。

新製品の売上が好調なにひきかえ、旧製品は苦戦している。

39.~にも増して

「〜にも増して」は、「〜以上に」と同じ意味で、ある状況や程度がより強く、またはより重要であることを表します。

今年の夏は、去年にも増して暑い。

いつにも増して彼は元気そうだ。

40.~の至りだ

「非常に〜だ」「極めて〜だ」

このような賞をいただき、光栄の至りです。

皆様の温かいご支援に対し、感激の至りです。

41.~にさておいて・はさておき

「〜はさておいて」は、何かを一旦脇に置いて、別のことに話題や焦点を移す際に使われる表現です。話の流れの中で、前に述べた内容や問題を一時的に保留して、別の重要なことについて言及したい場合に使います。

実現できるかとうかはさておき、まずは新商品のアイディアをみんなで出してみよう。

社員旅行の件ですが、費用のことはさておいて、まず日程について検討してみましょう。

42.~はそっちのけで・をそっちのけで

「そっちのけ」とは「そのことを無視する」「放っておく」という意味で、主に否定的なニュアンスで使われます。

宿題はそっちのけで、ゲームばかりしている。

大学4年生の弟は就職のことはそっちのけで、毎日パソコンゲームに没頭している。

43.~羽目になる・羽目に陥る

「〜羽目になる」や「〜羽目に陥る」は、意図しない結果や不幸な状況に陥ることを表す表現です。

遅刻してしまい、会議に出られない羽目になった。

お金を借りたことが原因で、返済のプレッシャーに陥る羽目になった。

44.~べからず

意味としては「〜してはならない」「〜すべきではない」という禁止や戒めを表します。形式は動詞の辞書形に「べからず」を付けて作られます。

企業から多額のお金を受け取るなんて、政治家としてゆるすべからざる行為だ。

彼はうちの会社にとって欠くべからざる人材だ。

45.~まじき

主に道徳的・社会的に「〜してはならない」「〜ふさわしくない」という意味を表します。具体的には、「あるべきではない」「許されない行為や態度」を強調する際に使われます。

彼の言動は社会人としてあるまじきもので、とうてい許すことはできない。

彼のやったことは、人としてあるまじき残酷な行為だ。

46.~めく・めいて・めいた

「〜めく」「〜めいて」「〜めいた」は、物事や人の様子、性質を表現する際に使われる言葉です。

そんな皮肉めいた言い方をしないでください。

雪が溶けて、野の花が咲き始め、日差しも春めいてきた。

47.~もさることながら

「〜もさることながら」は、ある事柄を強調しつつ、その上で別の事柄も重要であることを示す表現です。通常、前半に言及したことが重要であると認めつつ、後半でそれに劣らず重要なことを追加します。

彼の実力もさることながら、努力も評価されるべきだ。

両親は、息子に病院の跡を継いで医者になって欲しいと思っているようだ。だが、親の希望もさることながら、やはり本人の気持ちが第一だろう。

48.~を皮切りに

「~をきっかけに」という意味で、何かの始まりや出発点を示す表現です。この文法は、ある出来事や行動を契機として、次に続く事柄が起こることを強調します。

このプロジェクトは、会議を皮切りに始まりました。

旅行を皮切りに、さまざまな国を訪れました。

49.~を蔑ろにする

「~をきっかけに」という意味で、何かの始まりや出発点を示す表現です。この文法は、ある出来事や行動を契機として、次に続く事柄が起こることを強調します。

彼はチームの意見を蔑ろにして、自分の考えだけを押し通した。

友人の気持ちを蔑ろにするような行動は避けるべきだ。

50.~をなおざりにして

何かをいい加減に扱ったり、手を抜いたりすることを意味する表現です。このフレーズは、重要な事柄を怠ったり、十分に注意を払わないことを示します。

どんなことがあっても、仕事をなおざりにしてはいけない。

彼は仕事をなおざりにして、結果的にトラブルを引き起こした。

51.~を控え

「~を控えて」は、特定の行動や状況を踏まえて、それに関連する行動や注意を促す際に使われる表現です。

試験を控えて、しっかり勉強する必要があります。

引越しを控えて、整理整頓を始めました。

52.~を振り出しに

ある出来事や行動をきっかけとして、その後の展開や進展が始まることを示す表現です。

彼女は転職を振り出しに、キャリアは一新しました。

彼は小学校の教師を振り出しに社会に出た。


日本語勉強
http://toutou.zeabur.app/2024/09/10/JPN/
Author
toutou
Posted on
September 10, 2024
Licensed under